摘要: |
海洋資源の開発,禾リ用ならびに保全の必要性が高まる につれて,海中探査機の需要が高くなっている.海中探 査機は,遠隔操作無人探査機(ROV),有人潜水調査船 (HOV),自律型無人潜水機(AUV)に分類されるが, このうち,有人潜水調査船は主要構造部材として耐圧球 殻が用いられており,この耐圧球殻は乗員の安全を確保 するため,強度設計を行う際には,極限強度を高精度に 計算することが重要である.そこで本研究は有人潜水調 査船の耐圧殻の設計を主要課題とした.現在,各船級協 会では耐圧球殻に対して設計の基準と推定式を定めてお り,一般的な耐圧球殻構造の設計作業としては,各船級 協会の基準より各寸法を決定し,有限要素法(FEM)によ ってモデルを作成し,構造解1斤と強度評価を実施してい る.ところが実在する有人潜水調査船の耐圧球殻の寸法 と船級協会が示す推定式から得られる寸法に関する差異 についてはこれまで検討が行われておらず,推定式の妥 当性が検討されていない.そこで,本研究は各規準の推 定式から,極限強度の評価方法における共通点と相違点 を分析し推定精度を高める方法を提案した.本研究の 推定方法の有効性を検証するために,既存の有人潜水調 査船,日本のしん力'V'6500(Shinkai 650〇),米国のアルビ ン(Alvin),フランスのノーチール(Nautile), ロシアのコ ンスル(Consul),中国の蛟竜(Jiaolong)を例に設計作業を 行う. |