题名: | 空前絶後の市況 |
正文语种: | jpn |
作者: | 岩森敬次郎 |
摘要: | 2020年を振り返ると、「中国内陸部の武漢市で始まった新型コロナウィルス感染拡大に翻弄された1年」という言葉しか思い浮かばない。それは世界中どの地域、どの産業セクターにとつても共通だが、コンテナ船業界にとっては、当初の想定を遙に上回る大混乱に終始した1年だった。コロナ危機下における2020年上半期までのコンテナ船社の対応については、昨年8月号のほか、本誌でもさまざまな角度から言及している。上半期に限って言えば、需要面では当初の低迷から反動増による急回復を挙げることが出来よう。一方、供給面では長年の「業界再編の完成型」とも言える3大アライアンス主要7船社による安定化が際立った1年で、これで難局を見事に乗り切った。それでは下期はどうだったか。回復するコンテナ貨物の需要はとどまることをしらず、需給逼迫でコンテナ運賃は高騰。さらに年末にかけてコンテナスペースの確保はままならず、ブツキングの受け付け自体を制限する船社まで現れ、コンテナの箱そのものが慢性的に不足する状態が続いている。 |
出版年: | 2021 |
期刊名称: | Container Age |
期: | 642 |
页码: | 7-9,11,13-15 |