题名: | 国際海運における温室効果ガス削減対策に関する近年の進展 |
正文语种: | jpn |
作者: | 岡田 啓 |
作者单位: | 東京都市大学環境学部 |
摘要: | 船舶は単体でみるとエネルギー効率が優れ,二酸化炭素(CO_2)排出の少ない輸送機関であるものの,世界の海で運航する外航船舶からのCO_2排出をまとめると,現在そして将来に渡って無視できる量ではない。国際海事機関(IMO)(2020)によると,国際海運からのCO_2排出量は2018年に7.4億トンで,世界の総排出量の約2%である(図1)。これはドイツ1国分程度に相当する。そして,IMOは温室効果ガス(GHG)第4次報告書(IMO,2020)において,現時点以降特段の対策を取らない場合には,世界経済と海上貨物輸送の増加に伴い,2050年におけるCO_2排出量は2018年比1.0~1.5倍になると予測した。 |
出版年: | 2021 |
期刊名称: | 運輸と経済 |
卷: | 81 |
期: | 5 |