摘要: |
国土交通省道路局では,集約型公共交通ターミナル(パスタ)の整備,みち•えき•まちが一体となった新たな空間の創出により,交通拠点の機能強化を図る「バスタプロジェクト」を推進している。国土交通省都市局では,駅や駅前広場と一体的に機能の配置を検討することが期待される地域を「駅まち空間」と定義し,多様な主体間の連携,実現に至るまでの手法,手順,財源等について検討している。新幹線延伸,アクセス道路事業化,駅周辺民間開発の活発化等交通環境の大きなターニングポィントを迎える札幌駅では,「札幌駅交通ターミナル」の事業計画策定に向けた検討が進められている。宇都宮市では,少子•高齢化,人口減少に対応した,持続的に発展できる都市となるため,拠点化の促進と交通のネットワーク化を進める「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成に取り組んでいる。四日市市では,令和3年3月に「近鉄四日市駅周辺における交通結節点整備計画」を策定し,周辺のまちづくりも同時に進めながら居心地がよく歩きたくなる魅力的なまちなかの形成を目指している。道の駅「舞ロードIC千代田」では,高速バスとの連絡通路のバリアフリー化,民間バス事業者との連携により,高速バスチケットの販売やICチャージ機の設置を行う等,高速バスと路線バスの乗継利便性の向上が図られている。 |