题名: | 持続可能なモビリティ社会に向けて |
正文语种: | jpn |
作者: | 清水 修 |
作者单位: | 東京大学大学院新領域創成科学研究科 |
摘要: | 二酸化炭素排出量削減のためにモビリティの電動化が求められている。そして,モビリティの電動化として電気自動車の導入が進められている。一方で,電気自動車には性能的課題として,航続距離がある。航続距離とは1回の充電で自動車が走行できる距離である。バッテリーの搭載量を増やすことで航続距離を伸長する方策が多くの電気自動車でとられているが,車体重量が増えることにより,走行抵抗が増加してしまう。走行抵抗が増えると走行にかかるェネルギーが増大し,電気自動車の充電にかかる電力量が増える。一部の国を除いて,発電には化石燃料を大量に用いるため,バッテリーの大量搭載による航続距離延長では電気自動車普及の大きな目的の1つである二酸化炭素の削減と化石燃料の使用量削減を実現できなくなり,持続可能ではなくなる。 |
出版年: | 2021 |
期刊名称: | 高速道路と自動車 |
卷: | 64 |
期: | 5 |