题名: | 車窓風景から見えてぐるもの第28回 |
正文语种: | jpn |
作者: | 市川 嘉ー |
作者单位: | 都市•交通ジャーナリスト |
摘要: | 日本の民俗学の父といわれる柳田国男(1875〜1962年)は生前,講演•視察旅行などでしばしば全国各地に出かけたが,とりわけ車窓からの風景を眺めての鉄道の旅を好んでいたようだ。そんな柳田の横顔がうかがえるのが,先ごろ復刊された「柳田國男先生随行記」(今野圓輔著,河出書房新社刊)だ。太平洋戦争開戦1カ月前の1941年11月に柳田は九州での講演のため東京から17日間に及ぶ鉄道の旅に出かけた。その旅に同行した当時大学生だった弟子が詳細に記録したメモをもとにまとめたのがこの本だ。今年は柳田の没後60年,著者の没後40年に当たることを記念し,83年刊行の「柳田國男随行記」(秋山書店刊)が40年ぶりに改題•復刊された。 |
出版年: | 2022 |
期刊名称: | 運輸と経済 |
卷: | 82 |
期: | 6 |
页码: | 121-123 |