题名: | 駅周辺のまちづくり: 旧国鉄資産の開発を中心に |
正文语种: | jpn |
作者: | 岸井 隆幸 |
作者单位: | 一般財団法人計量計画研究所 |
摘要: | 1872年にわが国初の鉄道が開業してから150年,今,国内には約9,400弱の旅客駅があるといわれている。戦後,都市人口が急増する中,こうした鉄道駅を中心に街が広がり,結果として駅周辺は多くの人々が集まる賑わいの場となった。鉄道会社も沿線の宅地開発·観光開発にとどまらず自ら駅周辺で関連事業に進出を始め,1911年には南海が難波駅待合所で南海食堂を開業する2)。1920年には阪急が梅田駅に新築したビルに百貨店の白木屋を誘致,その後1925年には直営化して阪急マーケットに,さらに1929年隣接地に建設した梅田阪急ビルに鉄道会社直営の阪急百貨店を開業した。東京でも1927年に渋谷駅に洋食が気軽に楽しめるターミナル食堂,東横食堂が開業,1931年には浅草に松屋百貨店を入れた浅草東武ビルが,1934年には渋谷に東急が経営する東横百貨店が開業する。こうして大都市部では次々と鉄道資本による百貨店経営が進み,やがて専門店街·映画館·劇場·ホテルなどにも進出,大きな賑わいがターミナル駅周辺に急速に広がっていった。 |
出版年: | 2022 |
期刊名称: | 運輸と経済 |
卷: | 82 |
期: | 10 |
页码: | 101-107 |