题名: | DXによる地域交通の活性化 |
正文语种: | jpn |
作者: | 伊藤 昌毅 |
作者单位: | 東京大学大学院情報理工学系研究科附属ソーシャルICT研究センター |
摘要: | 筆者はこれまで,地域交通の現場にGTFSというデータフォーマツトを持ち込み,路線バスを中心にデータ整備やオープンデータ化を推進してきた。また,さらなる推進のために日本バス情報協会を設立し,技術を担えるコミュニティを形成するとともに,技術検討の場作りやGTFSデータリポジトリの開発などを進めてきた。2023年度からは,東京大学大学院情報理工学系研究科の講義として,交通データ分析などを教える「交通情報学持論」を開講している。正直なところ,大学においても交通を学ぶ学生に十分なITの知識や技術を伝えておらず,プログラミングゃ現代的なデータ処理方法などを学んでいない卒業生を送り出しているのが現状である。今後,講義動画を一般向けに公開するなど交通分野の技術者向けにも情報発信を進める予定である。しかしながら,DXという課題の大きさに比べると,これらの取り組みの砂漠に水を撒く感は否めない。 |
出版年: | 2023 |
期刊名称: | 運輸と経済 |
卷: | 83 |
期: | 6 |
页码: | 62-67 |