摘要: |
国土交通省港湾局計画課は10月27日に恒例となっている国内港湾コンテナ取扱高の集計結果を発表した。2022年の国内港湾におけるコンテナ取扱貨物量は前年比0.2%增の2,247万TEUとなり、コロナ禍における取扱貨物量の減少から2年連続での増加となった。本調査は全国の港湾管理者から提供された2022年(1月~12月)のコンテナ取扱貨物量を国土交通省で集計したもの(速報値も含まれており、貨物量は今後変更される可能性がある)。単位はTEU(20ft換算)で、実入りコンテナと空コンテナを含む量。内訳として外貿コンテナ取扱貨物量·内貿コンテナ取扱貨物量および国際フィーダーコンテナ取扱貨物量を集計したものである(内貿コンテナ取扱貨物量は国内の2地点間を輸送されるコンテナ取扱貨物量。また、国際フィーダーコンテナ取扱貨物量は、内貿コンテナ取扱貨物量のうち、国際戦略港湾で積み替えられて輸出入されるコンテナ取扱貨物置で、平成25年から集計、公表している)。以下、本文で概要のほか、総合政策局情報政策課交通経済統計調査室による国内主要港湾の最新動向と、併せて本年2月に設置された「新しい国際コンテナ戦略港湾政策の進め方検討委員会」の「中間とりまとめ」を一部抜粋して紹介する。「中間とりまとめ」では差し迫つてきた物流の2024年問題に関連して深刻化する港湾労働者不足についても言及されている。 |