题名: | 学生定期運賃の割引を考える |
正文语种: | jpn |
作者: | 青木 栄一 |
作者单位: | 東京学芸大学教育学部 |
摘要: | いまから十数年前,当時の国鉄ローカル線の廃止問題がマスコミをにぎわしていたころ,私は全国各地のローカル線の走る地域を訪れて,その利用実態の調査を続けていた。ローカル線の廃止は地域社会存立の基本的条件をおびやかすものであり,絶対に許せないといった論調がマスコミの主流であつたが,当時のローカル線の機能がそんな大きな役割を果たしているとは私はまったく思つていなかった。調査の結果,ローカル線の経済的意義はほとんどゼロに近く,商品の流通はもとより,通勤輸送ですら極くわずかなものであることがわかった。大部分のローカル線にとって,最大の機能は高校生の輸送であり,さらに量的には少ないが高齢者の移動(町への病院通い)もあった。 |
出版年: | 2023 |
期刊名称: | 運輸と経済 |
卷: | 83 |
期: | 3 |
页码: | 76-77 |