摘要: |
現在,私は土木研究所の材料資源研究グループ長をしていますが.30数年前に建設省に入省して以来,結構長いことアスファルト+舗装にかかわる仕事をさせていただいています.私が土木研究所で最初にした仕事は,米国SHRP計画(新道路研究計画)で検討されていた新しいアスフアルト評価方法の日本への導入検討でした.今ではSUPERPAVEアスフアルト試験法として,広く知られ試験もできるようになつていますが,当時は試験方法の全容が見えていない状況で,まずは試験機を導入しろと言われ,情報もほとんどなく(当時はインターネットもない時代)四苦八苦していたのが思い出されます.それでも,SHRP計画に興味があつた民間会社から同世代の研究員が何名か派遣され研究仲間もでき.軌道に乗ってからは非常に楽しく仕事をさせていただいたのが思い出されます.その後も,ポリマー改質アスファルト,排水性舗装,舗装再生技術,CO_2排出量,LCAなど,様々な研究をやらせていただきました.舗装分野以外の材料もやらせていただいておりますが.特にアスファルト.舗装関連では,非常に多くの方々と仕事をご一緒させていただき,ここまで続けて来られました. |