摘要: |
四輪車の保有台数がついにマイナスに転じた。2022年3月末における国内の四輪車保有台数は7830万4248台で前年比0.01%の減少となったことが、自動車検査登録情報協会がまとめた「わが国の自動車保有動向」で分かった。二輪車を含めた自動車保有台数は0.1%増の8217万4944台で、11年連続で増加するとともに10年連続で過去最高を更新した。自動車保有台数は統計開始以来07年まで右肩上がりで伸びてきたが、08~11年は4年連続の減少となり、「保有台数減少時代」の到来を予感させた。しかし、12年以降は上昇に転じて緩やかな成長を続けている。ただし、22年の伸び率はわずか0.1%と鈍化している。車種別に見ると(二輪車除く)、軽自動車は99年から16年まで年30万台以上の増加が続いたが、17年以降は10~20万台の増加に留まり、22年は13万台の増加となった。一方、登録車は02年から16年まで減少傾向が続いた後、17·18年はやや盛り返したが、19年以降は下降局面に入っており、22年も14万台の減少と落ち込んだ。保有台数に影響する21年度の新車販売は、登録車は前年に比べ24万台、軽自動車は20万台それぞれ減少した。登録自動車の「平均車齡」は、乗用車が9.03年、貨物車が11.67年となり、いずれも30年連続で延びて過去最高を更新した。車齢の古い「超低年式車」の割合が増えている。「平均使用年数」は、乗用車は13.84年で短くなったが、貨物車は15.84年で過去最長を更新した。。 |