题名: | 本部長としての交通死亡事故対策の回顧と今後への期待 |
正文语种: | jpn |
作者: | 那須 修 |
作者单位: | 関東管区警察学校 |
摘要: | 令和3年、私が同年9月13日まで県警本部長をしていたA県においては、交通事故死者数が前年比で22人(37.3%)減少し、72年ぶりに死者が40人を下回った(37人)。しかしながら、私が本部長として着任した令和2年8月6日の時点では、交通事故死者数は前年比で6割以上、13人増加し、人口10万人当たりの交通事故死者数は全国で圧倒的なワースト1位となり、交通死亡事故抑止が県警最大の課題となっていたのである。知事が交通安全に極めて大きな関心を寄せている県であったが、当時はこうした交通死亡事故情勢に対して、地元紙の論調も厳しく、議会においても、度々質問の対象となっていた。このような厳しい状況を県警一丸となった対策によって改善することができたわけであるが、本稿においては、私の在任中における時系列的にみた交通死亡事故対策と、総合的な交通安全対策について、当時を思い出しながら、書きつづっていくこととしたい。 |
出版年: | 2022 |
期刊名称: | 月刊交通 |
卷: | 53 |
期: | 2 |
页码: | 67-73 |