题名: | 飲酒運転におけるウイドマーク式に関する質問と回答 |
正文语种: | jpn |
作者: | 城 祐一郎 |
作者单位: | 警察大学校 |
摘要: | たしかにウィドマーク式については、実際にそれを使ったことがない交通捜査官であれば、その使用にためらいがあるかもしれません。しかしながら、飲酒検知ができない相手というのは、それを拒否したり逃げてしまったりした者ですから、非常に悪質な犯人であるということがいえます。また、そのように逃走することで時間を稼ぎ、基準以下の飲酒検知結果しか出ないようにする行為も同様に極めて悪質といえるでしよう。ですから、それらの者の逃げ得を許さないためにも、ウィドマーク式を用いて検挙することが必要です(なお、ウイドマーク式の使い方などについては、月刊交通633号(2020年10月号)56頁以下に詳細に述べてあります。)。実際に、ウィドマーク式が有効に使われた事案として、危険運転致死罪の事例ですが、令和3年12月21日大津地裁判決(公刊物未登載)が参考になると思いますので、今回はこの事件を紹介したいと思います。 |
出版年: | 2023 |
期刊名称: | 月刊交通 |
卷: | 54 |
期: | 2 |
页码: | 53-77 |