日通総研「2020/2021：貨物輸送の見通し」国際貨物は全般的にプラス転換

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摘要:日通総合研究所の「2020·2021年度の経済と貨物輸送の見通し」がこのほど発表された。本調査は1974年度の第1回調査以来、40年以上にわたり継続している調査で文字どおり「経済(世界•日本)」と「貨物輸送量(国内貨物•国際貨物)」の動向を調査•分析すると共に、半年から1年程度先の短期的な動向について予測することを目的とし、調査レポートは3月、6月、9月、12月の年4回発表している。経済予測については多くの調査•研究機関が実施しているが、本格的に貨物輸送の予測を行っている機関が他に無いことから物流業界のみならず、多くの業界から注目され活用されている。

本格的危険物倉庫を建設

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摘要:神原ロジスティクスは、5月31日に新たな危険物倉庫の建設・着工にあたり地鎮祭を実施した。既報のとおり、同社は従来、小規模な案件に対応した危険物倉庫(90m2)を運営してきたが、昨今の危険物需要の増大を受けて、新たに1,000 m~2規模の本格的な危険物倉庫を新設·稼働させる。新設の危険物倉庫は旧事務所棟跡地に建設され、本年9月末頃に完成予定で10月からの稼働開始を見込んでいる。神原ロジスティクスは、これまでも新規事業の開拓に積極的に取り組んできたが、上記の本格的な危険物倉庫の新設·運営に加えて、グループ会社のツネイシカムテックス社との協業により、J R貨物を利用した産業廃棄物及びそのリサイクル製品の一貫輸送に乗り出す。

ほど遠い年内の正常化

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摘要:国土交通省は先頃、「コンテナ不足問題に関する政府における取り組み」について、情報共有会合で行ってきた調査・分析等について発表した(4月23日)。これは世界的な国際海上コンテナ輸送力および空コンテナの不足を受けて「日本発着の国際海上コンテナ輸送の需給逼迫状況の改善に向けて」関係者からのヒアリングなどを通じてとりまとめたもの。後述するように、国土交通省は本年2月5日付で、「荷主、船社及び物流事業者等の関係団体に対し、コンテナの効率的な利用や輸送スペースの確保等に係る協力要請文書」を発出した。

ジェトロ海外ビジネス調査：最新版衰えない海外進出意欲

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摘要:このほどジェト口による日本企業の海外事業展開に関するアンケー卜調査結果がとりまとめられた。調査対象企業は海外ビジネスに関心が高い日本企業が13,503社で、内訳はジェトロ会員企業が3,433社、ジェトロのサービス利用企業が10,070社。なお、本調査はジェトロ·メンバーズを対象に2002年度に開始され、今回で19回目となる恒例の調査。2011年度から調査対象企業を拡充している。調査項目は貿易への取り組み、海外進出への取り組み、グローバルリスクと中国ビジネスの取り組み等々。今回の調査期間は2020年10月30日～2020年12月6日までで、有効回収数は2,722社(うちジェトロ·メンバーズ928社)、有効回答率は20.2%。調査結果のポイントを見ると、大要次のとおり。

編集後記

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摘要:1.早いちので「3.11」からもう10年が経った。2月13日·土曜日の深夜、23時7分、福島県沖で深度6強の地震が発生、自然界から「忘れるなよ！」との強烈な警告告のようだった。千葉県北東部でも震度5程度の十分すぎるほどの恐怖感を覚えた強い揺れだった。直後の気象庁の会見によると「10年前の余震」とのこと。何がィャと言えばスマホとテレビが同時に発する警報の音が、心胆を同時に直撃する。唯一の幸いは、ほとんど津波が発生しなかつたことだった。くわばらくわばら。2.昨年5月に刊行された「目に見えぬ侵略」(原題Silent Invasion)は、副題に「中国のオーストラリア支配計画」とあるように、膨大な情報量と、緻密な論理構成で中国共産党の工作実態を暴き出し、世界に衝撃を与えた。著者のクライブ·八ミル卜ン氏は豪州の大学教授。2冊目の「見えない手」，は日·米·欧での「浸透工作」の詳細に迫り、世界的ベストセラーにランクインした。最初の作品は予定していた出版社から土壇場でキャンセルされるなど日の目を見るまで大変だった。

「酒を勧む」

[国外交通期刊数据库] 作者:山本三郎

摘要:これは井伏鱒二の「厄除け詩集」の内、訳詩十七篇のーつ「勧酒」である。心身が疲れたような時、ふとこの詩集を手に取ることがある。読めば懐かしい言葉の数々、思わずクスッと笑ってしまう詩のなだらかな連なりである。特に「勧酒」は、酒飲みの一人として親しんでいる。この五言絶句の原作者は晚唐の詩人、于武陵である。千二百年の時空を越えて、長安の酒飲みから大きな黄金の巵で酒を勧められている思いがする。この機会を逃せば、共に酒を飲むことはあるまい、遠慮は要らない、大いに飲もうぜ、美味いぞと。

全般的にプラス転換が鮮明に

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摘要:日通総合研究所の「2021年度の経済と貨物輸送の見通し」(改訂)がこのほど発表された。本調査は1974年度の第1回調査以来、40年以上にわたり継続している調査で文字どおり「経済(世界•日本)」と「貨物輸送量(国内貨物•国際貨物)」の動向を調査•分析すると共に、半年から1年程度先の短期的な動向について予測することを目的とし、調査レポー卜は3月、6月、9月、12月の年4回発表している。経済予測については多くの調査•研究機関が実施しているが、本格的に貨物輸送の予測を行っている機関が他に無いことから物流業界のみならず、多くの業界から注目され活用されている。

上場物流各社の最新決算概況コロナ祸で業績に明暗

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摘要:わが国の上場物流各社の2021年3月期決算が出揃った(売上高順にリストアップした一覧表は、別掲のとおり。一部、異なる決算時期も含む)。今期は新型コロナウィルスの感染拡大の影響をフルに受けた決算期だったこともあり、濃淡の差はあるものの、その痕跡が随所に見られる。

航空業界：徒然考察記過去最高の貨物収入

[国外交通期刊数据库] 作者:徳田　悟

摘要:3月17日、エアバス本社ツールーズ工場から製造番号(MSN)272のA380が同社ハンブルグ工場へ向けて飛び立った。製造中の工場間移動は客室装備や外部塗装などの最終仕上げ工程を施すためである。エアバス社の公表データ「Orders，Deliveries，Operators」4月末集計によればA380の総受注数は251機。同時点での引渡済み数は246機、すなわち5機が未納となっている。また顧客別データから、未納5機は全て同型機最大顧客のエミレーッ(UAE/EK)向けであり、MSN272はEK発注全123機の最終機であることが判る。エアバス社は2年前、2019年2月にA380の製造中止を決定したが、その背景については2019年3月号の本欄をご参照願いたい。

NEWS BRIEFS

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摘要:近鉄エクスプレスは武田薬品が製造販売承認を取得した新型コロナウィルス感染症ワクチンについて、国内およびワクチン接種会場への流通について複数の関係者と協同して従事する。近鉄エクスプレス、日本航空、関西エアポート、三菱倉庫、日本医薬品卸売業連合会に所属する会員構成員企業40社(地域担当卸)、メディパルホールディングスは欧州ベルギーから日本までの輸送から国内接種会場への流通を本格的に開始する。