题名: | 平成における新規立法や法改正の起因となった悪質飲酒運転事犯等の解説 |
正文语种: | jpn |
作者: | 城 祐一郎 |
摘要: | 今回は、福岡市職員が飲酒運転により被害者らを海の中に転落させ、その結果、3人の子供が死亡したことで大きく報道された事件(福岡海の中道大橋飲酒運転事件)について取り上げます。この事件では、危険運転致死傷罪の成立が熾烈に争われ、各審級で判断が分かれたものの、平成23年10月31日最高裁決定(刑集65卷7号1138頁)により決着をみたのですが、この裁判をきっかけとして、後述するような刑法改正や道路交通法の改正がなされており、執務上、非常に参考になるものです(なお、本件最高裁決定の解説については、拙著「ケーススタデイ危険運転致死傷罪(第2版)」(東京法令出版)30頁以下、「Q&A実例交通事件捜査における現場の疑問(第2版)」(立花書房)61頁以下参照。)。 |
出版年: | 2021 |
期刊名称: | 月刊交通 |
卷: | 52 |
期: | 6 |