题名: | 満員電車におけるウイルス感染シミュレーション |
正文语种: | jpn |
作者: | 山川勝史 |
作者单位: | 京都工芸繊維大学 |
摘要: | 新型コロナウイルス疾患の流行と同時に感染が懸念される場所のーつとして、満員電車が挙げられている。著者は、目に見えないウイルスの振る舞いを流体シミュレーションにより可視化し、これまでに満員電車における感染シミュレーションを実施していた。新型コロナ感染が広がり始めた2020年2月以降、本シミュレーション結果はテレビ、新聞、雑誌等数多くのメディァで取り上げられたものの、放送時間や記事面の制約による説明不足のため誤解を与えるものも少なくなかった。本論説では、これまでにメディアで紹介されたシミュレーションの正確な情報を記載するとともに、著者の考える満員電車における感染リスクについて記述している。ただし結論からいうと、ほとんどの乗客がマスクを着用している日本国内における電車内では、これまで同様、今後もクラスターは発生しにくい環境であると考える。 |
出版年: | 2021 |
期刊名称: | 国際交通安全学会誌 |
卷: | 46 |
期: | 1 |