题名: | 鉄道150年特集発行にあたって |
正文语种: | jpn |
作者: | 高橋正郎 |
摘要: | 1872(明治5)年10月14日に開業したわが国の鉄道は,戦前期においてはほぼ唯一の大量輸送機間として,全国の旅客·貨物の輸送を担い,日本の近代化に大きく貢献しました。開業当時,外国に頼っていた車両やレール,土木工事などの技術を,他の産業に先駆けて国産化するとともに,数多くの技術者を育成し,国産技術の裾野を広げました。また,大都市近郊で私鉄各社が手掛けた沿線開発により,郊外に住み都市に通勤する,現代まで続くライフスタイルが定着しました。島国日本にありながら,連絡船を介して外地とつながった鉄路は,欧州などとの国際連絡運輸の一端を担い,人の交流と文化の導入にも貢献しました。やがて戦禍の時代には,鉄道は度重なる空襲の被害に遭いながらも戦時下の輸送を全うします。 |
出版年: | 2022 |
期刊名称: | 運輸と経済 |
卷: | 82 |
期: | 10 |
页码: | a1-a7 |