浮体式洋上風力建設の効率化へ: 「海上プラットフォーム」を提案

[国外交通期刊数据库]

摘要:再生可能エネルギーの主力電源化の決め手とされる洋上風力発電で、さらなる導入拡大に不可欠なのが浮体式洋上風力の本格的な普及です。国土の四方を海に囲まれ水深が深い日本の海域では、沖合で浮体式設備を安全で効率良く建設、維持管理することが求められます。そこで当協会で浮体式洋上風力の大量急速施工を実現可能とする作業基地として「海上プラットフォーム(PF)」を提案しています。起重機船を使って風車を組み立てる従来の手法に比べ、年間を通して施工効率の大幅な向上が可能となり最終的には発電コストの低下が見込めます。

研究室訪問

[国外交通期刊数据库] 作者:鈴木　崇之

摘要:研究室は、鈴木教授を中心に比嘉紘士准教授(水工学、環境水理学、リモートセンシング)、マエル·マーティン助教(気候変動、海岸工学、防災、数値モデリング)と分野の少しずつ異なる3人の研究者で運営する。学部と修士、博士の各課程で研究活動に取り組む29人の学生の中には、アジア系を中心に留学生もいる。学生への指導は、主担当と副担当を決めることによってさまざまなテーマに対応できるようにしている。

あの頃、思い出の現場

[国外交通期刊数据库] 作者:新井　成和

摘要:ものづくりに興味があり、大学は土木工学科に進みました。りんかい建設(現りんかい日産建設)に入社後、東京支店に配属され、主に河川工事や下水道工事、道路工事に携わります。所属が東京支店とはいえ、20代の頃はほとんどが千葉県内での仕事であり、現場でとにかくがむしゃらに測量や工事写真の撮影、工程管理などを行っていたのが思い出されます。当時、会社から小規模でしたがーつの現場を住され、原価管理を学ぶことができました。大変な日々でしたが恵まれた環境であったと思います。

観光需要が期待される「鞆の浦」

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摘要:国内最大級の製鉄所が立地し、臨海工業港のイメージが強い福山港だが、港湾区域の南部の辆地区には景勝地として知られる「鞆の浦」が含まれる。沼隈半島(広島県福山市)の先端にある鞆の浦は、豊後水道と紀伊水道がぶつかる瀬戸内海の中央に位置し、潮の干満の差が大きいことから、江戸時代に「潮待ちの港」として栄えた。鞆の浦と仙酔島や弁天島を含む瀬戸内海一帯は1934年に日本初の国立公園「瀬戸内海国立公園」に指定され、観光地としても発展。現在も残る港町の古い町並みは2017年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されるとともに、2018年には日本遺産に認定されている。日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化·伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、「瀬戸のタ凪が包む国内随一の近世港町～セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦～」がストーリーのタイトルになっている。同じく2018年には「潮待ちの港鞆の浦」が国土交通省から全国126力所目のみなとオアシスに登録され、みなとを核とした住民参加による地域振興の取り組みが始まっている。

2022年度国土交通省予算案決定: 港湾局関係は2.5%増の2,642億円CNP形成計画策定支援制度を創設

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摘要:国の2022年度予算案が決定しました。一般会計の総額は107兆5,964億円。国土交通省分は5兆8,508億円(前年度比0.8%減)で、このうち公共事業関係費は前年度を22億円上回る5兆2,480億円(一般公共事業費5兆1,911億円、災害復旧等569億円)となりました。国土交通省は予算編成に当たり、新型コロナウイルス感染症との厳しい戦いが依然として継続していること、気候変動の影響により豪雨や大雪などの自然災害が年々激甚化·頻発化していることに加え、2050年カーボンニュートラルの実現に向けたグリーン投資の加速やデジタル技術の積極的な活用といった新たな時代の課題にも適切な対応が求められていることなどを踏まえ、「国民の安全·安心の確保」「社会経済活動の確実な回復と経済好循環の加速·拡大」「豊かで活力ある地方創りと分散型の国づくり」の3本柱を基本方針に掲げました。2021年度補正予算と合わせて切れ目なく取り組みを進め、施策効果の早期発現を図るとしています。

協会レポート

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摘要:9月17日1.令和3年度地方整備局等との意見交換会の件2.他団体が設置する委員会への協力の件3.協賛依頼の件4.報告事項10月22日1.令和3年度港湾局長要望の件2.職員の採用の件3.他団体が設置する委員会への協力及び共催の件4.協賛依頼の件5.報告事項11月19日1.令和3年度港湾局長要望の件2.漂流軽石への対応の件3.他団体が設置する委員会等への協力の件4.報告事項9月13日1.令和3年度地方整備局等との意見交換会の件2.技術提案の適正な評価の件3.他団体が設置する委員会への協力の件4.協賛依頼の件5.報告事項(1)八戸港座礁貨物船等への対応の件(2)港湾関係直轄工事·業務従事者の感染症罹患者急増の件(3)港湾·空港工事の工期の設定に関するガイドラインの件(4)令和3年度港湾関係団体連絡会議の開催の件(5)港湾技術報告会の件(6)テクノオーシヤン2021の開催の件(7)『土木施工』特集号一日本沿岸域の地盤改良一の件(8)理事会社11社の工事受注高の推移等の件(9)その他.

ICT活用で海の現場の様変わり実感

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摘要:石油化学や鉄鋼、飼料などの企業がコンビナートを形成する鹿島臨海工業地帯の中央部に位置する鹿島港。その外港地区で水深12m岸壁を整備するための地盤改良工事を手掛けている。長辺51m×短辺39.4mの長方形の施工区域に、深層混合処理工法で476本の改良体を造成し、配電線·給水管設備を施工する工事。改良体は直径l，600mm、長さ(深さ)が10.54m。2軸施工機を使用し、一度に2本ずつ効率よく施工していく。ただ、埋設物の移設や、先行掘削による障害物の破砕·除去などの追加工程により、工期は当初予定の2021年8月末から同11月末に、さらに大径の捨て石の存在などから2022年2月28日まで延長された。地下は「掘ってみなければ分からない」だけに、工期変更にも「柔軟に対応している」という。鹿島港は2020年9月に、秋田港、能代港、北九州港と共に「海洋再生可能エネルギー発電設備等拠点港湾」、いわゆる基地港湾に我が国で初めて指定された。一連の地盤改良工事を通じて地耐カを強化することで、同地区での洋上風力発電設備の仮組み立てが可能となり、海上輸送コストの削減や風車設置箇所での荷役作業の効率化が期待されている。洋上風力発電のための基地港湾の整備は、脱炭素社会の形成に向けたインフラ施設の整備プロジェクトとして注目されており、日起建設の施工現場にも行政機関などの視察が相次いでいる。

2021年度補正予算が成立: 港湾は775億円(国費)を充てCNPなど推進

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摘要:政府の2021年度補正予算が12月20日の参院本会議で可決、成立しました。補正予算の歳出総額は過去最大の35兆9,895億円。うち公共事業に2兆19億円を充てます。材料や燃料費の高騰で納期の長期化などが発生した場合、価格や工期の設定に当たって契約変更も含めて適切に対応します。国庫債務負担行為の新たな枠組み「事業加速円滑化国債」を運用し、「防災·減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」に基づく事業や大規模災害からの復旧に関する事業を着実に進めます。国土交通省分の国費総額は2兆954億円で、うち公共事業関係費は1兆5,706億円。主な内訳は道路整備3,169億円、治水2,818億円、港湾空港鉄道等990億円、道路環境整備632億円、住宅都市環境整備1,261億円、公園水道廃棄物処理等111億円、社会資本整備総合交付金4,280億円、災害·復旧等3,154億円。

年表で振り返る60年の歩み

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水中バックホウのICT施工について

[国外交通期刊数据库] 作者:吉原　到

摘要:水中建設作業の生産性を向上させる水中バックホウと、実現場で水中バックホウガイダンスシステムを活用したICT施工について紹介します。かねてより、捨石マウンドの均し作業の効率化や安全性の向上のために、水中バックホウによる機械化施工に取り組んできました。水中バックホウは潜水士が搭乗して操作するもので、電気で動きます。機械化によりその施工能力は7倍程度に向上しました。